今回の変更を行った理由や背景
理由① 現状の SGMs では、プロジェクトで可能な操作が、チームプロジェクトと個人プロジェクトで異なるルールや原則の下で決められており、その体系の複雑さがユーザの理解を妨げていました。
具体例
- 個人プロジェクトの場合、プロジェクトを管理するための操作(プロジェクトのアーカイブや削除など)はプロジェクトオーナーしかできないのに対して、チームプロジェクトではプロジェクトメンバー(※)でもできるようになっている。
理由② 単に一貫していないだけでなく、プロジェクトの現場で求められる権限管理の実態を適切に SGMs が表現できない(過剰に権限が与えられたり、権限を与えたくても与えられない)ケースがしばしばみられていました。
具体例
- 個人プロジェクトの場合、プロジェクトを所有しているユーザしかプロジェクトを管理するための操作(プロジェクトのアーカイブや削除)が行えず、プロジェクトの管理者を増やしたくても増やせない状況が生まれていた。
- チームプロジェクトの場合、プロジェクトメンバー(※)全員がプロジェクトを管理するための操作(プロジェクトのアーカイブや削除)が行えてしまい、管理上不安が生じる状況が生まれていた。
※厳密には、チームに所属しているプロジェクトメンバーになります。
権限体系をどのように変えたか
「プロジェクトの運営はプロジェクトに参加している人たちで行える」という原則に基づき、プロジェクトの管理に関わる操作を、個人プロジェクト、チームプロジェクトどちらであっても、プロジェクトに参加しているユーザの中から任意に選んだユーザが行えるようにしました。
- 個人プロジェクト、チームプロジェクト両方に「プロジェクト管理者」という権限を新設しました。
- 「プロジェクト管理者」になることで、プロジェクトの管理に関わる操作が行えるようになります。
- これまでは、プロジェクトオーナーであるかどうかが、プロジェクトの管理に関わる操作が行えることに影響していましたが、今後は影響しなくなります。
変更前と変更後の権限体系の差分について、以下のドキュメントにも詳細をまとめていますので、ご参照してください。 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1oL1-4AjZxAW5DAspDkUdzf50j8KpmvU2-uZkZQmQksU/edit?usp=sharing
今回のリリースに伴いユーザにお願いしたいこと
自身に適した権限が付与されているか、また必要な操作が行えるようになっているか、早めにご確認下さい。
プロジェクトオーナー、プロジェクト管理者の方へ
「プロジェクト管理者」権限が、適したユーザに割り当たっているかご確認をお願いします。
- プロジェクトオーナーやプロジェクト作成者だったユーザに対して、自動的に「プロジェクト管理者」の権限を割り当ています。そのため、実際にプロジェクトを管理しているユーザに「プロジェクト管理者」の権限が割り当たらない可能性があります。その場合はお手数ですが、必要に応じて「プロジェクト管理者」から「プロジェクト管理者」の権限を付与してもらってください(逆に、不要なのに権限が割り当たっている場合は「プロジェクトメンバー」に権限を変更することも可能です)。
チームに所属している方へ
自分が参加しているチームのプロジェクトで必要があれば、「プロジェクト管理者」権限を付与してもらって下さい。
- これまでは、チームに所属しているプロジェクトメンバーは、プロジェクトを管理するための操作が行えていましたが、「プロジェクト管理者」権限を持っていなければ操作ができなくなります。それにより問題が生じる場合は、お手数ですが「プロジェクト管理者」から「プロジェクト管理者」の権限を付与してもらってください。
プロジェクトメンバーの権限を変更する方法
- プロジェクト設定画面内のメンバータブを開いてください
- 権限を選択したいユーザーの3点リーダーをクリックして、「権限を変更」メニューを選択してください
- 表示されたモーダルで変更したい権限を選択し、「変更」ボタンを押下してください
その他
- その他不明な点や質問事項がありましたら、サービスのお問い合わせページよりお問い合わせをお願いします。